皆さん、こんにちは。
普段は戦略コンサルタントとして働いている私ですが、今日は少し違った話を一つ。仕事では「トップダウン」「構造化」といったキーワードが重要なんですが、この癖がプライベートにも影響してしまった失敗談をお届けします。笑える話…というか、笑って忘れたい話です。
ある日、上司に「もっと結論ファーストでロジカルに」と強い口調で言われました。ビジネスの世界ではこれが求められるスキル。そのため、非常に苦労してこのスタイルに慣れるよう努力しました。しかし、この「ロジカルシンキング」が、どうやら私のプライベートにも浸食しつつあったようです。
特に影響が出たのが恋愛。職場で毎日強く求められる「ロジカル」に混乱していた私は、彼女との関係にも、この「結論ファースト、ロジカル」を持ち込んでしまったのです。彼女に対しても仕事のトーンで話す日々…。徐々に彼女の不満が溜まり、ある旅行中についにカミナリが落ちました。
実は、忙しさからなかなか会えないことに対する自分自身のフラストレーションもあったんです。そこで、どう伝えるべきか悩んだ末、上司の顔が浮かび、「つまり何?具体的なアクションを言ってほしいだんけど」と耳元でささやく。シャープに伝えるためにiPhoneのメモ機能で4スクロール分の原稿を作成していました。
そこである晩、「話があるんだけど」と切り出し、ストーリーラインを完璧に構成して臨んだその言葉が、「この状況が続くようだと、別れるべきだと考えている。理由は3つあって、一つ目は…」。
彼女の表情は硬直。私は気づかずにロジックでドンドン話を進めると、彼女からは「もう無理…」という言葉が。そう、その場で振られるという悲劇に。
当時の私は、不満はあったものの別れたい気持ちはありませんでした。しかしながら、「より具体的に、シャープに依頼事項を明確化」していった結果、なぜかこのフレーズに落ち着いていました。
後で考えれば、こんなにも意味不明な解決策を選んだ自分が信じられません。ビジネスとプライベートはやはり別。ロジカルシンキングが必ずしもプライベートで役立つわけではない、という教訓を得ました。
皆さんも、お気を付けください。ロジカルすぎるのも、時には毒にもなりますからね。これに懲りず、これからは人間味あふれる関係を築いていきたいと思います。以降プライベートではなるべく結論はマイルドに話すよう心がけており、無事良好な関係を築けています。笑
というわけで、今回はここまで。ロジックではなく、もっとハートで物事を考えるよう努力していきます!
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